山猫島

we didn't mean to go to sea.

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

梁塵秘抄

戀しとよ君戀しとよ床しとよ 逢はばや見ばや見ばや見えばや なんてあからさまな。なんて切実な。ただひたすらに人をこうる力の強さ荒々しさ。 決して洗練された美しさなぞかけらも無いのに。色々な歌が並ぶ中、鮮やかに想いが浮かび上がる。 今眼前に広がる…

昔を六つも重ねた昔

まるで飛んでいる様だと感じる。バスで首都高を走り抜けるときのことだ。高架は大体ビルの4、5階くらいの高さはある。両側に立ち並ぶビルの間をすり抜け、川面を見下ろし、近くなった空を仰ぐ。 昔は、もっともっと飛べたのかもしれない。

朝に見る夢

しくじった。 朝に約一時間のバスは貴重な睡眠補給源。毎朝、隅田川を見るか見ないかのうちに夢路につく。 なのに、鏡花め。はっと覚めれば、目的地目前。一睡もせずに夢に遊んでしまった様子。 朝の睡眠時間が奪われただけなら、許せるが、読み切って終った…

身の丈

阿吽。動く強さと動かない強さ。妹が携帯を買った。常につながっている事に恐怖を覚えた日が遠いい。感覚は所詮、相対的。すべてが大きな小さなまちとすべてが小さな大きなまち。 行ったり来たりで、目測も狂いつづける。空気に溶ける淡白い色。移動しつづけ…