山猫島

we didn't mean to go to sea.

すこし派手だった。彼はどうしても「演じて」しまう気がする。まあ批評できるほど見てないけど。 上手いのかもしれないけど、あれが能であるとは、私にはすんなり来ない。そういう感想。
私にとって能は演劇ではない。 いや逆かな。もし 目の前のチェロを演奏している一人の人間をみて、これは演劇だと感じるのなら、そういう意味では私にとって能は演劇だろう。
空間が重なり、ずれ、ねじれ、交錯する。自分の想いと、目の前で築き上げられていく空間との明らかな不連続こそが私にとっての芸というものなのだろう。