重ね合わせ

増幅回路みたいだ。同じになるよう近づけていくことで、どんどん差異が増幅され強調される。弱い方が強い方にどんどん引っ張られひきづられて、弱さがより明らかになる。一人でいるときよりもずっとハッキリと表れてしまう。
彼女は上手い。なんというか安定感がある。もともと身体能力が高いのだろうし、過去の訓練もあるかもしれない。もちろん私にも何か良い点はあるだろう（としんじたい）。彼女には無く、私にある長所というのもあるかもしれない。しかしやはりt=今、f(H)＞f(私)という雰囲気。実際はどうあれ私自身がそう感じてしまっている。でもこれは与えられている初期値。
出っ張りと出っ張りを互いに交換し合って、双方より理想の球体に近づいていきたい。へっこみの激しさが強調されるのは、その周りが高く高くなっているのだろう。そしたらそのへっこみだけ埋めてしまえば、きっとより大きくより均一なまるまるした舞に。