2012-08-17 夏 夏は死が多いと母がつぶやいた。 話題はいったりきたり振り子のように回り続け、言葉はふよふよと4人の間で漂うばかり。 私が泣いてなんになろうか。この涙は、いつの涙か。 悲しみと笑いの往復運動は永久には続かない。すり減らし、力を失いながら収束した現実を。 この現実を。