山猫島

we didn't mean to go to sea.

稽古帰りに、8人で飲んだ。色々な話が出て(主に人の噂話だったが)面白かった。最近やっと、人の噂話を噂話として平静に聞くことができるようになった。昔は噂というものが耐えられなかったが。
それはともかく、メンバに、O女史がいた。彼女の人に対する位置の取り方の絶妙さに、私はいつもひどく感心してしまう。距離をとっていながら熱く。語りながら語り過ぎない。そんなヒトだ。そのO氏をある人が、とある推理小説の主人公に例えていた。「似てるよ〜」と。その小説自体は私も好きだ。その主人公も、好感が持てるような書かれ方だ(たぶん)。しかし、私はいやだった。
女性というものへの圧倒的コンプレックス。自分が女性であることの受容と。女性という生物集団への適応。これが遅れたことによる、自己防衛的な距離のとり方がある。これが私は大っ嫌いである。自己嫌悪といってもいい。そして私にはその主人公はこの影を色濃く背負っているように見えるのだ。O氏は持っていない(もしくは決して見せない)この葛藤を。
うう・・・眠くなってしまった。でもこの前の安酒と比べるべくもない酔い方だ。