かたはらいたし

最近思ったことを書こうとしたら
ただのラブレターになっしまいそうで。なかなか書きづらいものがある。
言葉は、情報を相互に伝達しあう媒体であるけれど、とても不安定な構造だ。一つ一つの要素単位はある程度保障された確実性、情報の一義性を持っている。なのに要素を組み合わせて相手に伝えようと情報を創出すると、それはとても不安定で相手が期待したような刺激反応性を返すことはほとんど無い。それは構造の外形形状にレセプタの反応性が各自多様性を持ちえているからだろうけど。つまりは言葉を発する際には相手に正確に受容されることは元からありえず、生成する情報自体が曖昧さを含んでいる。なので言葉に素直な反応を返すことができる人、つまりそれだけ自分の生成する言葉や空間に散在する情報の表面形状に意識的に敏感に反応できる人というのは、すごい。ねたましいほどにいとおしい。