山猫島

we didn't mean to go to sea.

たかのつめ

今日の夕飯はカレーだった。
我が家はカレー頻度がかなり高いと思う。もともとT氏が好きで、彼の子供のころは週一回、確か木曜日、はカレー曜日だったという。さらにY氏もぶつぶつ言う割には人の二倍は平気で消費する。しかも初日と二日目の食べどころで。あにおとらず、私もカレー好きだ。それゆえ、夕飯に全員が揃うことなど少なくなった現在でも、月2回以上はカレーが見られる。
昔、十年以上前は普通にルーを使っていたS氏であるが、最近のカレーにはルーは一切使わない。現在のカレーは、数年前に試行錯誤を繰り返したどり着いた、自信作である。具は、私の好き嫌いを考慮して玉葱人参じゃが芋鶏肉を基本に、その時々の野菜を入れている。大体、玉葱を炒めるだけ炒めてから、カレー粉などで味付けしつつ鶏肉を炒め、人参じゃが芋を加えて、さらに水を加える、このときにブイヨンを入れるときもあるようだ。あとはカレーペーストを水で溶いて加えて、たかのつめ・唐辛子・ローリエなどを加えつつ味を調える。水や各々の香辛料は加える量が目分量であるため、結果毎回味が異なる。ルーを使用していないため、二日目でも固まらずとろりとしたスープ状を保つ。私も現在の家のカレーが大好きである。
たかのつめ、つまりは輪切りの唐辛子。さらには丸ごとの唐辛子が入っている。そのためかしらん、どうやらこのカレーはかなり辛いようだ。先日友人と横浜にある、カレーのテーマパークのようなところに行った。そこで「辛い」とされるカレーを頼んだところ、友人らが辛い辛いと評するそのカレーが、私にはさしてウチのカレーより辛いようには感じなかったのだ。カレーを食べると、よくこのような辛さ評価のずれを認めることとなる。やはり家のカレーは辛いのだろう。とても美味しいのだが。

http://d.hatena.ne.jp/anaftaz/20050510