山猫島

we didn't mean to go to sea.

ガラス越しに

なんだか悩みが自分の中で飽和して、ぷかぷか浮きそう。そんな風に、追い詰められている現状を言葉にしようとして、考えた。今まで追い詰められていなかったことがあったのだろうかと。自分の意思の統制化で生活を進め、自分を自分として捉えられて、何にも切迫した悩みがない。そんなことあった例がないじゃないか。考えた、ゆるやかな連結は泣きたいほどの焦燥を生み出した。
自分の業。人との間。不可逆な過去。同じ空間で生まれるまだみぬ軌跡。痕跡は痕跡として全てが知覚的に捉えられるよう残るわけではない。この瞬間という意識。今此処での存在論。古典的因果の鎖として考えもしないで受け入れている前提要素。制御可能性についての考察と試行錯誤。重み付けの恣意性。計算量爆発が起こったときに代わりに動く簡単なプログラム。