山猫島

we didn't mean to go to sea.

震えた跡が

悩んでいても、進まんので答えられるものから答えていきます。SetKからもらったMusic Baton。

是非とも心がしびれるような旋律を。魅せてくださいな♪

というプレッシャーがつらいですよ。>SetK
私は本当に聴覚的経験、教養、さらには欲求が貧しい人間なのだ。あまりにも幼少期に視覚的なつまりは文字列、物語の快楽に深入りしすぎたためか、他の感覚が恐ろしいほど鈍い。言語能力でも、聞く・聴くは(実は訊くも・・笑)得意でない。その負い目もあってか、より聴覚刺激を摂取することを避けてしまうという悪循環。そのため、私の音楽経験は非常に乏しい。ただ、聴覚刺激自体が嫌いなわけではない。小学生のころ、壁を隔てた兄の部屋から聞こえてきた60年代の洋楽や当時のJポップ。母が大音響で聞いていたオペラやロック。一度東京ドームでの公演に連れられていったこともあるローリングストーンズ。それに浪人時代につけっぱなしだったAFNから流れてきた音楽。どれもこれも大好きだった。それでも私は、何かを得ようと、何かを掴もうと、自分から音を求めることはない。

▼Total volume of music files on my computer
→ 一個か二個。前のPCにはもう少し入れていたのだけれど。去年の夏にずっと、もう5年以上使っていたデスクトップがウイルスに感染し、ほとんどのデータを道ずれにした。なんだか悲しくて。まだ、入れられない。

▼Song playing right now
→ さっき、開店と同時に流し始めたのはJ.S.BachのToccatas、Italian Concerto、Fantasies & Fuguesが入ってるGouldのCD。次はPartita No.6が入ってるのにする予定。私が選曲するとたいていバッハ。それか弦楽器でのクラッシック。

▼The last CD I bought
→ 私はたぶん、今まで自分でCDを買ったことが無い。

▼Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
浪人時代に父からもらったCDを聴いて以来、J.S.Bachが最も好きな作曲家。それゆえ聴くのもバッハのものが多い。好みは、硬く硬く研ぎ澄まされて、どこまでも整然とした世界を作り上げながら、どこか奥底に人を惹きつけて迷いこませる色気がある演奏。
よく聞くと言えば、地元の図書館の閉館の音楽は何よりも多く聞いたかもしれない。たぶんサティ。ふと物語世界から乖離した瞬間、耳に音が忍び込んできて、その瞬間を子供の頃は恨んでさえいた。
そういえば、小学校の放送関係を取り仕切っていた先生が、たいそうTheBeatlesが好きなようであった。朝のマラソンの音楽も、下校の音楽もビートルズ(開門の音楽だけはなぜかクラッシック)。走ることが何より嫌いで、朝のマラソンが泣きたくなるほど嫌だったのに、不思議と音楽は嫌いにならなかった。今でも耳にした瞬間、夏の校庭で時計を見上げて泣きそうになったことを思い出す。
よく聞くわけではないが、何かと思い出し、口ずさんでみる合唱曲がある。小学生のとき、中学に兄の校内合唱コンクールを父と見に行った。兄が何をうたったかなど全く覚えていないが、あるクラスが歌った怪獣のバラードがひどく心に響いた。たぶん、自分が重なったのだろう。今でも時々、ふと口ずさんでしまう。人を愛したい、怪獣にだって心はあるのだ。
子守歌がある。竹田の子守唄や五木の子守唄のように有名でもないし、とても短いもの。母が繰り返し繰り返し歌っていたものだ。十離れた妹を寝かしつけるとき、私も同じように歌っていた、寝付くまで繰り返し繰り返し。

▼Five people to whom I'm passing the baton
見当もつかない。だれがまだバトンを手にしていなくて、誰がもう書いたのか。投げるのは良いが、確認するのが面倒くさい。というわけで、これを読んでいる方で、バトン受け取ってくださる方は連絡お願いします。不精もので申し訳なし。