山猫島

we didn't mean to go to sea.

偽りの涙なりせば

布団にsideの区別があるのかは怪しいが、どうも昨日は布団の良くない側から起きてしまったようだ。自業自得というほど自分に非はなく、かといって誰に責を負わせる訳にもいかない。半端な憤りが燻って、装う笑みをも歪むこと。
好き嫌いはある。何となく程度の好む好まないもある。その日その時の気分に合う合わないもある。しかし、大抵の場合私にとって、それらはどうでも良いことだ。選ばなければならないならば、すべてを捨ててしまいたい。
夜東京駅で電光案内板をみて、どこまで行けるか考える。早い時間だと寝台列車が、終バスより一二本早ければながらの文字をみることができる。欲しいものが得られずとも惜しくはない。ただ窓の外の風景が流れていってくれるのならば。